あらゆる技術・産業構造が進化し続ける中、漏れ試験の検査装置メーカーとしての立場からお客様に寄り添い、課題解決のためのご提案をさせていただきます。
世界的に持続可能な社会を目指していくうえで、産業製品の品質管理は大きな役割を担い、自動車をはじめ電気・電子部品、医薬品や食品を中心とした包装容器など、多くの製品の安心・安全を支えています。例えば、自動車業界では、電動化・自動運転に向け、厳しい検査規格への切り替え、エネルギー消費低減を見据えた生産ラインの構築、検査工程の見直し、廃棄(ロス)低減など、さまざまなケースへの対応が求められます。
漏れ試験は、温度・試験圧力・大気圧など、検査装置を設置する環境に大きく影響されます。フクダでは、「検査装置のご提案」だけではなく、「測定環境整備のご提案」として、ご導入いただく設備の使用環境・試験条件などを多角的視点から確認し、信頼できる測定結果を得るための環境整備をお手伝いさせていただきます。
漏れ試験は、気温、被検査品の温度・特性・材質・構造、エアーの質、圧力の安定性、テストガスの残留処理などの環境要因の影響を受けやすいため、 測定環境の整備活動や、これらの要因を排除し、正確で安定した計測機器の開発を目指しています。
フクダでは、漏れ試験の専門的な知識と技術を保有する営業担当者・技術者を育成しており、有資格者が多く在籍しております。商談の際に、技術的なサポートや試験方法のご提案、現行設備での問題点・課題の解決につながるようなご提案をさせていただいております。はじめてご導入いただくお客様でも安心してご利用いただけます。
国の研究所や関連機関では『漏れ量』の規格をつくるための活動が行われています。フクダは、国家標準となる定容流量計の開発協力や、定容流量計でトレースされたトランスファとして標準リーク(流量発生ノズル)を開発しています。
漏れ試験は、判定基準となる”値”を設定する必要があります。その判定基準値は、被検査品(ワーク)の用途や、社会的要求、品質基準など様々な要因で決定されます。近年、エネルギー消費の最適化や、水素などの新たなエネルギー技術、製品の品質改善・向上・付加機能の多様化などにより、漏れ試験の判定基準値もより厳しい値が求められています。フクダは、こうした社会要求に対応するため、微小な漏れ量から大流量まで測定可能な製品をラインアップしています。